さにです。
シャドバ恒例の3か月目、アディショナルカード追加がやってきました。
他のアディショナル新カード考察記事ではローテーションでの評価が中心なので、2Pickでのアディショナルカードの全容について見渡す記事を書きました。
クラス順位の変動についてはアディショナルカードの考え方記事もご参照ください。
<二択の天才職人>さに

名古屋OJA ベビースター所属のeスポーツ選手。
プロのゲームは、Shadowverse(シャドウバース)。
理系大学院卒の地頭の良さをShadowverseでも発揮。
2Picker最強といっても過言ではない。
【シャドバ】カード評価基準
いつもD~Sなどで評価している方が多いと思いますが、100点満点でいきたいと思います。
基本的に「デッキなどの前提条件が無い時にどのくらいピックしたいか」を示しております。
50点が「あっても無くても特にピックが変わらない」、100点が「どんな選択肢でもピックする」、0点が「どんな選択肢でも避ける」といった感じです。
よくあるD~S評価との対応は脳内では大体以下の通り。
S:90~100点
A:70~89点
B:50~69点
C:35~49点
D:0~34点

大体5点刻みになるんですが……
2Pickアディショナルカードの考え方


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注目の新カード(アディショナルカード)
※この記事は、2023年8月16日時点に執筆した内容になります。
さて、全カード評価は最後に提示します。
記事ではこれは!というカードについて解説していきたいと思います。
渾然の双極・フラム=グラス
うーんシンプルに盤面で強い。
ということで90点。
前期~今期の2Pickは5/6突進や進化5/5が多く6/6というスタッツが強いんですが、2面処理から6/6で立てやすいうえ選択不可・ラスワの1面以上処理まで要求。



これが通って壊れるゲームが相当数ありそうです。
ニュートラルなのであまりクラス順位への影響はなさそうですが、これをサーチできる《レイン》《野生の目覚め》やこれを楽に処理できる《万識を超えたもの》など、地味にクラス格差のありそうな要素はあります。
《ボーンリボーン》とかも鬱陶しいかも?
サテライトインベーダー
ローテでは遅くておもちゃ寄りっぽいですがゲームレンジ的に2Pickではちゃんと使えます。
結構真面目に使われるときの状況を考えながら点数をつけて90点となりました。



おおむね《パンドラ》に近い評価です。
とんでもなく強い場面としては「《農作のエルフ》盤面を吹っ飛ばしながら相手の手札の《オベロン》を落とす」みたいな状況。
エルフはどうやっても盤面の農作か手札の《オタカラトンボ》・高レアカードがキーになってしまうので刺さりがちです。6/6の処理もちょっと面倒くさいし。
一方でウィッチなどには使った返しにリーサルがあることも多々ありそうです。
守護も立たないし回復もしないので手札の打点を落とせないと無力。
全体的に「地上戦に強く空中戦に弱い」傾向がありそうです。
ただ弱点の方も、打点を落としてしまえば実質防御行動となり、相手の手札が少なくなるほど使いたいカードが落としやすいため意外と悪くなさそうだなというのが高評価の理由です。
エンハンスが8コストなのはまあまあ評価に影響しており、6~7ターン目に投げられる《キルザエル》《ディメンションクラック》《万識を超えたもの》などと比べるとやはりゲーム干渉力が落ちるんじゃないかな、という印象です。
あとは手札破壊という特殊な性能から様々な喜怒哀楽が発生するカードになりそうです。
サテライトインベーダーくんの今後に注目していきましょう。
玉兎の治療師
今回の2Pick番長枠の大ボスっぽいカードです。
今回最高の95点をつけました。
《アルミラージディフェンサー》を彷彿とさせる能力ですがなんとEPを自分で無条件に持ってきます。凄い。
6Tに投げて2面処理して6/x 3/6 3/5の盤面を作って3点入れて2点回復。ドロー以外大体全部やってますね。
ちゃんとお互いの体力に干渉し、2面処理できるため着地難易度も低め。
2Pickのビショップは8ターン目あたりからが強くそこまで盤面を維持したい、ということで《エルラーデ》の優先度がかなり高くなったりするクラスなのですが、その中継ぎとしての性能もバッチリ。
というか盤面が強くてそのまま疾走で勝っちゃうラインかもしれません。



このカードにはかなり期待しています。
シャインクリスタリア・リリィ
ローテーションをざわめかせた一枚。
フィニッシャーでも何らかのカウントを稼ぐカードでもないことから2Pickではやや評価が分かれそうですが、リーサル札として《オベロン》《双華の結束》《機構の暴走》等の疾走が多い環境であること、そのターン帯でのケアの攻防が大切なことから比較的高い評価をつけました。
自分から勝つカードではないので80点です。
《農作のエルフ》《ビーストランサー》などは「リーサルを回避しながら盤面を作ることで相手に対処を迫る」アプローチですが、リリィの場合は残りのPPで相手体力を詰める札を持っていて逆リーサルを迫るのが一番よさそうです。



本人も回復を持っており、バウンス(手札戻し)での使い回し適性も高くなっています。
ロイヤル2枚の考察はこちら!


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全新カード評価
注目新カードを一通り紹介したところで、全新カードの評価はこんな感じです。
日本語名が執筆時点で出ていない新カードには(仮)がついています。


冒頭でも記事を紹介しましたが、現在のクラス順位とこれらの評価(と実際に使ってみた評価)、ピック全体への関わり方を元にクラス順位の変動を考えていきます。
アディショナルカードを楽しむのはもちろん、アディショナルでの順位変動の結論にご期待ください。
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