
マシュマロでこんな質問をいただきました。


確かに普段やっていないルールではどこに注目すると面白いかって分かりませんよね。
そこで、さに個人の見解になりますがいくつかのポイントを紹介したいと思います。
<二択の天才職人>さに


名古屋OJA ベビースター所属のeスポーツ選手。
プロのゲームは、Shadowverse(シャドウバース)。
理系大学院卒の地頭の良さをShadowverseでも発揮。
2Picker最強といっても過言ではない。
2Pickの注目ポイントを解説!


2Pickの注目ポイントを解説します。


大前提
2Pick解説のくすきさんやソーさんは専門性が高く、かなり大事なポイントを網羅度高く押さえてくれます。
実況解説の話を聞いているだけで注目カードや注目プレイングについての理解が深まると思います。
その環境毎の知識についてはおおむね彼らが解説してくれるので、これを聞くことは前提として下記のポイントに注目してみてください。
ポイント①:各選手のクラス順位
最近の2Pickは1強になりづらいように調整され、同Tier内で複数のクラスが拮抗していることが多いです。
流石に全クラス横並びというわけにはいかないのですが、その環境でのクラスTier概要を知っておくことで選手のクラス選択が面白く感じられると思います。
クラスTierについては解説から認知したり事前に直近のJCGの勝利クラス統計などを見ておくといいでしょう。
特にTierをまたいだ選択(例:「一般的に2強とされている環境で、中堅扱いされがちなクラスを上位2つのどちらかより優先して選ぶ」「多くの人がBANしているクラス(7-8位)を選択する」など)に注目するといいでしょう。
ポイント②:2Pick番長カードを焦点とした戦い
ローテーション(アンリミテッド)では全然見ないのに2Pickではめちゃくちゃ強い、みたいなカードは多く存在します。



挙げたらキリがないですが今期代表的なのはこいつとか。





こいつとか。


この辺のカードについては実況解説が触れてくれると思うので、ピック段階で知らないカードに声を上げているのを見たら注目してみましょう。
ソーさんの環境解説記事などでランキング上位にあるカード(特に低レア)の効果をあらかじめ見ておくのもいいかもしれません。
試合中でも、これらのカードをケア・妨害するか割り切るか、特定ターンに通す/通さないためにどういう順でカードを切るか、というのは大きな駆け引きのポイントになってきます。



構築とは違う焦点での試合進行がどのように行われるかに注目しましょう。
ちなみに構築でも2Pickでも強い大型フィニッシャーは当然存在します。(例:《ミロエル》《アン&グレア》《ガルドル》)
これらに対して手持ちの一回り弱いカードでどう工夫して立ち向かうか、というところも面白いかもしれません。
ポイント③:遅いターンでの消耗戦
環境によってもまちまちですが、2Pickではまあまあの頻度で「お互いに手札の打点が尽きて盤面から打点を出さないとリーサルが無く、リソースをやりくりして盤面を作り合う」という戦いが発生します。
10ターン以降も盤面の取り合いを続ける戦いは構築ではなかなか見られないものではないでしょうか。
極まってくるとデッキ切れを巡る攻防になったり、お互い手札0の状態で山札の上からいいカードを引くのを祈る戦い(通称:坊主めくり)になったりします。
こういう戦いも見ている方は楽しいと思います。(やる側はエネルギーを使うためしんどいです!w)


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おわりに
2Pickに詳しくないところから観戦するための視点についていくつか挙げてみました。
当然他の人に聞いたらここには無い答えも返ってくると思います。
ただ、もっと楽しめるシンプルな方法があります。



それは……「2Pickをプレイすること」!
「自分ならこうする」という視点を持った状態での観戦はひと味もふた味も違います。
興味を持ったら是非2Pickをプレイしてみてください。2Pick配信を見るだけでもだいぶ違いますよ!(宣伝)