こんにちは。隼人です。
暖かい日が続くようになってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

私は花粉を感じなくなり、快適に過ごしております。
今日は、みなさんにご報告があり筆を執りました。
残念ながら結婚のご報告ではありません。カードゲームが恋人の生活を長いこと続けております。
私は2023年3月某日、「Shadowverse EVOLVE 第1回公認ジャッジ試験」に合格して公認ジャッジに認定されました。
なぜ私が「Shadowverse EVOLVE 第1回公認ジャッジ試験」を受験したのかをこの記事ではお伝えしたいと思います。
<最効率のハンター>隼人


名古屋OJAのカードゲーム部門「名古屋OJA ベビースター」リーダー。
プロのゲームは、Shadowverse(シャドウバース)。
29歳にして、カードゲーム歴21年のベテランプレイヤー。
愛知県安城市 ケンサチeフェス実行委員長
Shadowverse EVOLVEの公認ジャッジになった話【前編】


Shadowverse EVOLVEの公認ジャッジになるまでの道のりを振り返ります。
カードゲームとの出会いは小学生
私とカードゲームとの出会いは小学生になったばかりの頃で、当時流行していた遊戯王OCGを人に教えてもらいました。
自分も周囲の小学生もルールへの理解がおぼつかない中、なんとなくカードゲームを楽しんでいました。
当時インターネットというものはあまり身近ではなかったので、公式のアイテムに付属する薄っぺらい紙に書かれたルールをなんとか解釈しようとしていましたが、今思うと十分に網羅された内容を記載するには紙面が少なすぎました。


中学受験をして私立の東大寺学園という奈良県の中高一貫男子校に入学し、囲碁将棋部に入部して学年が上の先輩方とも交流を持つようになりました。
この先輩方から学んで、やっと試合が成立するようになりました。
とはいえ、細かいところはまだまだ杜撰だったように思います。
中学2年生頃になると、自宅でインターネットを閲覧することが当たり前になり、公認大会をやっている店舗を見つけて出場するようなこともできるようになりました。
高校生になるとインターネットを駆使して遊戯王OCGの複雑なルールを調べ、頭の中で体系立てて理解できるようになっていました。
当時は公式でのルールの整備が甘く、有志のコミュニティによって運営されているWEBサイトに載っている情報で勉強し、正しいかどうか不明なところを公式の電話窓口に質問するようなやり方をしないといけない時代でした。
大学でカードゲームのサークルに入る


東京大学に入学するとサークルオリエンテーションというものがありました。
学内の色んなサークルがブースを作っている中を新入生がぐるぐると周り、先輩方とコミュニケーションを取って自分に合うサークルを探すというイベントです。
2日間開催されるのですが、初日にブース内で遊戯王OCGで対戦している人が居ることに気付き、立ち寄ったのが東大デュエル部UTDという遊戯王OCGのプレイヤーが集まるサークルでした。
2日目は自分もデッキを持っていってUTDの先輩に相手をしてもらいました。
見慣れないカードが多く出てきて、このカードとこのカードが組み合わさるとどうなっちゃうんだっけ?と困惑したことをよく覚えています。
2年生の時には副代表としてサークルの運営にも携わりました。
この時に、学園祭で恒例となっていたサークル主催の大会を経験しました。
ルールに詳しいメンバーが他にいたので、ジャッジは任せて全体の進行役を務めました。
UTDで出会った友人たちとは今でも交流が続いています。ありがたい限りです。
他にもサークルを掛け持ちしてサークル活動を楽しんでいましたが、授業にはちゃんと出て順調に進級していました。
大学4年生の時に転機ー、そしてプロの世界へ
大学院に行って学位を取って研究者になるんだろうなと思っていたのですが、大学4年生の時に転機が訪れます。
私の通っていた農学部では4年生で研究室に配属されて修士以降の生活の体験のような期間になるのですが、その期間中にだんだんと研究者になりたいという気持ちがなくなっていきました。
すっかり研究者になるつもりがなくなった時には同学年の大学生からすると周回遅れのタイミングでしたが、仕方がないので就職活動を始めました。
この時にこの先どうやって生きていきたいのかを考え直した結果、カードゲームのプロを目指そうと思い、マジック:ザ・ギャザリング とアプリ版のShadowverseを始めました。
カードゲームのプロを目指しながら働ける環境を求めて就職活動したところ、縁があってIT企業に入社しました。
働きながらプログラミングとマジック:ザ・ギャザリングとShadowverseを勉強するハードな生活を送って1年と少しが経った頃に、名古屋OJA ベビースターの新選手募集がありました。
チャンスだと思い応募した結果プロ選手として所属が決まりました。
これを機にアプリ版Shadowverse以外のカードゲームは引退しました。


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Shadowverse EVOLVEと出会う
それからしばらく経って2022年の春に、Shadowverseのプロ向けのShadowverse EVOLVEの体験会に参加しました。
これは期待以上に面白いゲームだぞと感じました。
ShadowverseのプロとしてShadowvese EVOLVEも盛り上げたいと思い、また、自分自身このゲームを楽しみたいという気持ちもあって、Shadowverse EVOLVEブースターパック第1弾「創世の夜明け」発売初日にはカートンで購入しました。
以来、名古屋のショップ大会で勝ちまくったり、初回のGPには抽選に落ちて出られなかったり、やっと出場できたGPではあと少しのところで予選敗退したり、運が良かったのに実力が足りずトップ8に入れなかったりと、Shadowverse EVOLVEのプレイヤーとして濃密な体験をしていました。
その中で、まだ遊んだことがないという方や初心者だという方と一緒にShadowverse EVOLVEで遊ぶことが何度もありました。
その内何人かはそれ以降もShadowverse EVOLVEを楽しんでくれていて、それが大変嬉しく、自分って競技のことばかり考えていたけれどこういうことにも喜べるんだなという気付きがありました。


公認ジャッジプログラムのお知らせを見つける
何か選手以外のアプローチでShadowverse EVOLVEに貢献できる方法があるかもしれないなと思っていた時に、Shadowverse EVOLVE公認ジャッジプログラムのお知らせがありました。
渡りに舟だと思い、応募してみました。
時期も丁度良く、RAGE Shadowverse Pro Tourのシーズンが終わった後でShadowverse EVOLVEのルールを再度確認して試験に臨むことができました。
結果、試験に合格し、Shadowverse EVOLVEの公認ジャッジになることができました。
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おわりに


長くなってしまったので、今回はここまで。
ジャッジに興味があれば、Shadowverse EVOLVE公認ジャッジプログラムのWEBサイトをチェックしてみてください。
◆Shadowverse EVOLVE公認ジャッジプログラム
https://sve-judge.com/
夏頃には第2回の公認ジャッジ試験が予定されているとのことです。
受験を検討している方は、TwitterのShadowverse EVOLVE公式アカウントをフォローしてお知らせを見逃さないようにしてください。



それでは次回、後編でお会いしましょう。
後半は6月14日(水)に公開予定ですので、是非チェックしてくださいね。