私は2023年3月某日、「Shadowverse EVOLVE 第1回公認ジャッジ試験」に合格して公認ジャッジに認定されました。
この記事は前後編に分かれています。前編では、なぜ私が「Shadowverse EVOLVE 第1回公認ジャッジ試験」を受験したのかをお伝えしました。
後編ではShadowverse EVOLVEの公認ジャッジになって以降の活動についてお伝えしたいと思います。

<最効率のハンター>隼人

名古屋OJAのカードゲーム部門「名古屋OJA ベビースター」リーダー。
プロのゲームは、Shadowverse(シャドウバース)。
29歳にして、カードゲーム歴21年のベテランプレイヤー。
愛知県安城市 ケンサチeフェス実行委員長
Shadowverse EVOLVEの公認ジャッジになった話【後編】

公認ジャッジ専用Discordでの学びは多い
無事に公認ジャッジに認定されると、公認ジャッジのDiscordサーバーに招待されます。
そこでは日夜活発に議論が行われており、ジャッジ初心者の私にとっては学びが大変多いです。

特別に許可を貰ってディスコードの様子をスクショさせていただきました。


Discord上でジャッジとしてのマインドを育て、ノウハウを吸収し、ルールへの理解を深めている内に、公認ジャッジとしてのデビューが決まりました。
新人ジャッジをベテランジャッジの下で育てるという意図で、Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2023 Spring 千葉(以下GP千葉)のジャッジに採用していただきました。
さて、デビューが決まってしまうとボーっとしてはいられません。
如何に新人と言えど、ジャッジはジャッジです。
大会に参加するプレイヤーの方が困ってしまわないように助ける責任があり、そのためには正しい知識と優れた技能が求められます。
GP千葉に向けてShadowverse EVOLVE公認ジャッジ向上プログラムに参加したり、イベントの規約を読み直したり、大型イベント用のマニュアルを読んだり、GP千葉のWEBサイトの情報を隅々まで読んだり、Discord内で確認可能な過去のイベントのレポートを読んだりと知識を貯えます。
デッキチェックや手札枚数のチェックなどもスピードアップのための練習が必要です。
注意深くDiscordをチェックしていると、先輩ジャッジがGPに向けて新しい靴を買うというような雑談を目にしました。
これを見て確かに幕張メッセで2日間歩きっぱなしというのは履き古したスニーカーでは耐えられない可能性が高いぞと気付き、スポーツ用品店でちょっと良い靴とインソールを買いました。
公認ジャッジとしてのデビューはGP千葉


そんなこんなで迎えたGP千葉1日目。朝は8時に集合です。集まったジャッジは総勢45人。
チームで分かれて働きます。私のチームは午前は本戦、午後からはサイドイベントを担当しました。
各チームのチームリーダーはジャッジ経験豊富な先輩方が務めます。
チームによって様々な特徴があるようですが、私のチームはリーダーのサポートが手厚く、私を含む3人の初心者ジャッジを導いて成長の機会を多く作ってくださいました。
初めてジャッジコールに対応する時はとても緊張しましたが、「私がもし間違ってもすぐに正してくれる頼れるリーダーが後ろに居てくださる」という安心感があったので無事に業務を全うすることができました。
ジャッジ間で気付いたことを共有する機会が多くあったり、先輩ジャッジの言動から学べるものが多くあったりと、自分自身で成長を感じることができる素晴らしい体験ができました。
1日目のイベントが終わった後は、ジャッジ同士で食事に行ったりホテルの大浴場に行ったりと交流し、しっかり休んで2日目を迎えます。
本戦の参加者が1日目で絞り込まれている分、2日目はサイドイベントが充実しています。
私のチームは丸1日サイドイベント担当です。
1日目を乗り切ったことで自信を付けていましたが、複雑な場面に遭遇し、ヘッドジャッジが鮮やかに解決する様を見てまだまだ経験が必要だなと感じました。
イベントの最後にチームミーティングがあり、チームリーダーからより良いジャッジになるための改善点を教えていただきました。



心に刻み、より一層精進しようと思いました。
大変楽しく充実した2日間でした。




振り返り



私自身は大変楽しみました。
高校時代の文化祭の準備が中心の生活をしていた時期を思い出しました。
資格を持ったプロとして扱ってくださるので、待遇にも不満がなく、公認ジャッジだけが得られる特別なカードを貰えるというのもとても嬉しいです。


とはいえ、ジャッジには大きな責任があり、責任を全うするには高い能力が必要だということを実感しました。
ゲームのルールも大会の規約もどんどんとアップデートされていくので、常に学ぶ姿勢が必要です。
大型イベントでは1日2万歩を苦にしない体力が求められます。
誰にでもお勧めできるわけではないですが、ジャッジに興味があれば、Shadowverse EVOLVE公認ジャッジプログラムのWEBサイトをチェックしてみてください。


◆Shadowverse EVOLVE公認ジャッジプログラム
https://sve-judge.com/
夏頃には第2回の公認ジャッジ試験が予定されているとのことです。受験を検討している方は、TwitterのShadowverse EVOLVE公式アカウントをフォローしてお知らせを見逃さないようにしてください。